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18 (R18)
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緩く揺れた身体が机をずり上がり、曝した肩に何かが当たる。ふと視線を向けると、それはリカちゃんが使っているボールペン、ウサギのそれだった。
もう何度もリカちゃんを受け入れている俺の身体は、よほど無理をされない限り痛みを感じることはない。けれど最初の圧迫感は何度経っても消えることはなく、浅く息を吐く俺のこめかみにリカちゃんが唇を寄せる。
「はっ……っく」
「痛い?」
息を詰める俺の目の前には、心配そうな顔。少しだけ垂れた眉を見て、力が抜ける。そんな顔すんなって言いたくなる。
「痛くは、ない」
「痛かったら言って」
そう言うクセに、リカちゃんの腰の動きは大胆だ。
下から突き上げたり円を描くようにグラインドしたり。予想外の動きをみせるリカちゃんに、今日も俺は翻弄される。
荒くはないのに力強くて、けど俺の反応を見ては動きに緩急をつける。それをずるいなと思えたのも初めのうちで、気づけば俺の手はリカちゃんの背中に回り、しがみついて離れようとしない。
「あっ……あっ、は、んん」
浅いところにある弱い箇所を切っ先で突かれる。それから逃げるように腰を退くと、追いかけてきたリカちゃんの肌とぶつかって乾いた音が鳴る。
仕事をするための部屋には、俺の嬌声とリカちゃんの吐息、肌を打つ音が響いていた。
「やだ、そこっ、やっ」
「ここ?」
「やっあ……あぅっ、く」
弱いところばかりを狙われると、我慢できない俺の性器から白く濁った蜜が垂れた。既に白が混じっているのは、もう1回イッた後だから。
挿入の為の前戯で簡単に吐き出し、リカちゃんにからかわれるのはいつもの事だ。
リカちゃんが俺の中に出すまでに、少なくとも俺は2回は射精する。それが2ラウンド、3ラウンドと続けば、何も出なくなるし、翌日に支障をきたすのは当然だ。
きっと明日も、腰を庇いながら過ごさなきゃいけないだろう。
「あっ、あっ……やだっ、やだそこ……やだ」
前立腺を刺激され、後ろがキュッと窄んだのが自分でもわかった。中をめいっぱいに埋めていたリカちゃんのものが重量を増し、更に壁を押し広げる。
「っは……やば。慧君すげぇ、気持ちい」
またリカちゃんの形に俺の身体は変えられる。もしかしたら、自分から変わってるのかもしれないけど…とにかく、俺はリカちゃんの都合の良いように変化する。
「リカちゃんっ、リカちゃ……あぁっ、や」
「慧……っ、久しぶりに、あれ言って」
「ひっ、あ……いあっ、やだ」
「ねぇ慧君、お願い」
催促するように、リカちゃんが俺を抱きしめて腰を揺らした。
リカちゃんの身体からだけでなく、背中に敷かれた服からもバニラの甘い匂いがして、頭がくらくらする。
ピンクと白が混ざった靄がかかって、その奥から低くて蕩ける声で呼びかけられた。
「慧…っ、ほら」
耳元に熱い吐息が落とされると、身体全体が痺れて苦しくなって、そいつの名前を口にして求めるしかない。
「──……っあ、いい……先生っ、リカちゃん先生」
「慧君可愛い。もっとその声聞かせて」
「は、んんっ……んぁっ」
より一層激しくなった律動が、リカちゃんの限界も近いことを教えてくれた。それが嬉しくなった俺は、抱きしめられたまま、小さな声で告げてしまった。
気持ちよくなると、何も考えられなくなる自分の癖を、すっかり忘れてしまっていた。
「リカちゃん……っ…す、きが…止まんなっ、い」
口に出した途端、離された身体。上半身を起こしたリカちゃんが、真上で妖しく笑う。
「俺を煽るなんていい度胸してんね、慧君」
リカちゃんのドSスイッチが入ったのがわかって、ゾクゾクした俺はどうかしてるのかもしれない。
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