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41. 好き、好き(R18)
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リカちゃんは95%が意地悪だけれど、時々とてつもなく優しくなる。ちょうど今日はそのタイミングらしく、もっとを求めた俺に、何の意地悪もからかいもしない。
「慧君、もっと体重かけていいよ」
さすがに重いだろうと、一応は遠慮した俺にリカちゃんが言う。
どう見ても華奢なリカちゃんに、思いきり凭れるのは悪い気がして、でも断る台詞も浮かばなくて。考えた末に、俺は微妙に体重をかけた。
本当にちょっとだけ。でも、それはリカちゃんにとっては不満だったらしい。
「こら。そんなに仰け反ると、後ろに倒れちゃうって」
「大丈夫だから。リカちゃんが知らないだけで、俺だってそれなりに腹筋あるし」
「この細い身体のどこに?俺には腹筋どころか、脂肪すら無いように見えるけどね」
「どうせ俺は貧弱で弱っちいけどな!そんなの言われなくてもわかってる」
「誰もそんなこと言ってないから。慧君の身体は、いつだって最高のバランスを保ってるよ。誰が栄養管理してると思ってるんだか」
はぁっとため息をついたリカちゃんの手が俺の腰を掴むように動く。そして、そのまま一気に引き寄せられた。
「ほら、俺の腕の中に綺麗に収まる。ここまで寸分の狂いもない状態を保つのは、なかなか至難の業なんだけどなぁ……理解してもらえないのは悲しい」
「誰もそんなの頼んでな……っお前、急に触るのは卑怯だって…ん、あ……やっだ、やだ」
「急に触らなきゃ、その都度確認するべきなのか?服を脱がすね、もう勃ってるね、もっと触るねって?もしかして慧君はそういうプレイが好きだった?」
前言撤回だ。今日もリカちゃんは意地悪で、クソが付くほど性格が悪い。たった5%の優しいリカちゃんモードを期待した俺がバカだった。
「俺、リカちゃんは絶対に地獄行きだと思う」
悔しくて唇を噛み締めても、すぐに緩む。すっかり勃ち上がった下半身を人質にとられたら、俺にはどうする事もできない。
「や、んんっ……ん……や、だぁ」
こしゅ、こしゅと鳴る水音なんて聞きたくないのに。どんどんと硬くなるそれをリカちゃんが擦る度、耳の中に音が入ってくる。
くちゅり。ぐちゅぐちゅ。似たようで少し違う、いろんな音が続く。
「リカちゃん、あっ……う、んんっ……んぁ」
聞きたくない水音と、聞きたくない自分の声。それを紛らわすかのように首を振っても、音は止まない。
「慧君のここ、すごいことになってるね。大洪水って感じ。やっばぁ……可愛い」
「何が可愛いだ……っ、これのどこが」
「全部だよ。慧君のものなら、全部」
20歳を過ぎた男の、それもこんな状態のどこが可愛いんだろう。リカちゃんはやっぱり普通とは違う。
「慧君、俺もう我慢できない。早く慧君の中に入れて」
ストレートなお願いに、言葉で答えるよりも先に腰が浮いた。その言葉通り、俺の中に入るための場所をリカちゃんの指がツン、と突く。
「リカちゃっ……ん、リカちゃん」
信じられないほど媚びた声が出て、吐きそうになる。
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