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212 (R18)
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「やだぁ…これ、嫌っ!!」
「嫌じゃないだろ?
お前突っ込まれて空イキすんの特技じゃん」
そんな特技いらねぇよ!と心の中で言い返すも声にならず終わる。
縛り付けた根元がパンパンに腫れ、襲ってくる痺れを伴った感覚が痛みなのか快感なのかわからない。
わからないけれど確かに絶頂はすぐそこまで来ていた。
「や、や、リカちゃん…リカちゃんッ!!」
「ん。なに?」
リカちゃんリカちゃんと狂ったように名前を呼び、後ろ手にその柔らかな髪を掴む。
肩に吸い付いていたリカちゃんが俺の横顔を覗き込む。
舌を出しキスをねだれば、フッと優しく笑ったリカちゃんが応えてくれた。
無理な体勢のせいで首は痛いし、飲みきれない唾液が廊下に落ちる。
「ん、んんっ」
「慧……冷たく当たって悪かったな」
こんな時にこんな場所で謝るなんてリカちゃんも素直じゃない。素直じゃない俺とリカちゃんは、こうやって何度も喧嘩し、その度に仲直りしていければいいと思う。
きっと毎回俺が淋しくなって会いたくなって負けちゃうんだろうけど。
それでもこの温もりを失くす事だけはしたくない。
「ぃぁっ、好きっ…好き…」
「………俺も」
「やぁっ!!ちゃん、と…んッぁ、言ってよぉッ!」
「ワガママウサギ。
………でもそんなところも大好き」
甘い甘い愛の囁きに俺は喜び打ち震え、盛大に昇りつめた。
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