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493 (R18)
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乱れたままのベッドに寝転び、のしかかってくるリカちゃんを見上げる。
食べられそうなんて言ったくせにやっぱり主導権はリカちゃんにある。
焦らすようにゆっくりと俺の服に手をかけた。
俺の着ていたTシャツを脱がし、その手は下へと延びる。
「慧君のヘンタイ」
履いていたハーフパンツの裾から手を入れたリカちゃんが笑う。
「人前でノーパンなんて恥ずかしくないのかよ」
「それはお前が…っ!」
急いで服を着たから、うっかり下着を履くのを忘れてただけなのに!
そもそもリカちゃんが脱がしてどこかに投げ捨てたのが悪い。
それなのに張本人は意地悪く笑いながら際どいラインを撫でまわす。
脚の付け根の窪みを撫で上げて笑う。
「見せびらかすほど立派なモンでも無いと思うけど」
「うるさい。余計なお世話だ!」
「それともこの短時間で少しは成長した?」
簡単に捕まってしまった自身を握り込まれて俺の腰が跳ねる。
緩く上下に扱かれれば、嫌と言うほど快感を与えられてきた俺の身体はすぐに反応を示した。
「立派ではないけど可愛くはあるかな」
「ソレ…っ、のドコが可愛いんだよ……っぁ」
男の性器の何がどう可愛いのかはわからないが、リカちゃんは「可愛いよ」と続ける。
「敏感で聞き分けがイイとことか。あとは回復も早い」
「んぁっ!」
「本人と同じでバカなところが可愛い」
バカと言われたソレはどんどん膨らみ硬度を増す。布地の下からクチュクチュという水音が漏れだせば、リカちゃんの手の動きは更に激しくなる。
「やっ!!あぁっ」
「ほらな?すっげぇ素直」
「はぅ……んん、んっ」
見えないところで行われる手淫は普段よりも大胆に、けれど的確に俺の性感帯を責める。
無意識に逃げようとする身体。
どこまでも追ってくる長い指。
「なに逃げようとしてんの?」
「あっ…はぁ、うぅ」
「あぁそっか。今日はバックから思いっきり挿れられたい気分なんだ?」
ぐるんと回転させられ、さっきまで見えていたリカちゃんが視界から消える。思わず振り返って見れば俺を見下ろす黒い瞳が見えた。
正直、見るんじゃなかったと後悔した。
なにかが違う。
いつものリカちゃんと少し違うんだ。
怒ってるわけでも機嫌が悪いわけでもない。
それなのに……なぜか怖い。
「リカちゃん…」
「なに?」
いつもと同じ黒い髪に同じ色の瞳。
鼻も口も唇の形だっていつもと同じなのに。
この男は誰だろう。
「リカちゃん、だよな?」
「なにそれ。お前は俺以外にこんなことさせんの?」
こんなこと…そう言って俺の背中に舌を這わす。
ゾクゾクと脳へと走っていく刺激に抱いたはずの違和感はすぐに消え去ってしまう。
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