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「髪の毛真ッッッ赤!!!」
「ウン。」
「マフラー派手っ!!」
「オカン作。」
「鞄はッ!?」
「オレには必要ない」
「靴カッコいいな!!」
「ありがとう。」
「俺お前と仲良かったの!?」
「うん。ナカナカ仲良かった」
「そうか...こんなチャラいのとなぁ」
「チャラいんじゃなくてオシャレなの!シャレオツなの!!」
「死語かよ」
ニマニマして派手な赤髪の上からキャップを被って「ほらね☆」とか言っちゃってるけど絶対校則違反だ。近くにいたら俺も巻き添えを食らうというやつだ。
「ヤだよ俺。お前といるの。」
「何で!?楽しいよ!?」
「自分で言うなよ...
いいか?俺はな、入院してたんだ。プラスなんっも覚えてない。退院後学校で初対面の方々に囲まれたらアウェイになるのは確実!
そんな中だぞ...?
「佐々木くん大丈夫!?」とか、
「記憶喪失!?俺のこと覚えてない!?」とか、
「病院の飯マズいってホント!?」とか!!わーわー集まってくるに決まってる!
特にお前のような目立つ奴といたらより面倒臭いことになるに違い!!わかったか!!」
「そんなことないよぅ!あ、でもオレも病院の飯の件は気になる」
「わかるかお前に!見知らぬ人に囲まれる怖さ!!記憶喪失とか言ってるけど実際自分ではどうか分からないんだぞ!?」
「よーしよしよし。大丈夫だよまきちゃん。
周りの事なんてなぁんも気にしなくていい!なんせ...
......オレが...君を守る。(イケボ)」
「......。」
過去の俺よ......友達は、選べ。
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