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お泊まり1
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お泊まりとはなにか、歓迎的なものをしなくてはならないのではないか...?
トランプとかTVゲームとか人生ゲームとか買った方がいいのかな。
いや、でもコイツの場合...
「お泊まりやっはぁぁああ!!!」
「うるさいし。」
自意識過剰な訳では無いけど「まきちゃんが居れば何も要らないよ!!」とかそんな事言いそうな予感がするのであえて何も準備しなくていっか。
「どうする?お風呂とか一緒に入っちゃう?」
「入るわけないだろバカが」
「もぉー照れ屋さん♡」
「......あのさぁ、一応言っとくけど俺んちもう一人居るからね?」
「知ってるよ?」
慎太郎のテンションはどう考えてもアイツに合わない気がする。もしかしたら危険な化学反応を起こすかも...
「はぁー.....今更不安になってきた...ダメって言われたらどうしよう」
「大丈夫だよ。」
「なんで言いきれるの」
「向こうだって勝手に女泊まらせてんでしょ。だからぁまきちゃんはそんなの気にしなくていんじゃね?」
「それは俺も思ったけど!あいつ怒ったら怖そうだもん!!1回蹴られてるからね?俺は根に持つタイプだからね?」
暴力は嫌いなんです。痛いし何の得にもならないし。
それにアイツ多分だけど...
「......つ、机の上にさ、」
「ん?」
「あったんだよ。...タバコ。」
「あらま」
「日本って未成年喫煙禁止法とかいうのあったよね?それに俺肺弱いからタバコの煙とか死活問題なんですけども。」
「捨ててやったらいいのよそんな物」
慎太郎は、機嫌良さそうに着替えの入った袋をポンポン蹴りながら歩く。
こいつ寝る時うるさいだろうなーとかずっと喋ってそうだなーとか、うんざりする事ばっか予想できるのに......実は俺も楽しみだったり。
「まきちゃん。」
「何だよ」
「愛してるよ」
「......そうか。」
「今晩は、寝かせないゼ☆」
「ヤダ気持ち悪い!!」
ふふふ。
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