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幸せな朝
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僕が次に目を開けた時はベッドの中だった。
エアコンのきいた涼しい部屋で虎徹さんに抱きしめられていた。
誰かと寝たのはいつぶりのことだろう。
虎徹さんの暖かなぬくもりに包まれた幸せな空間。
「えへへ。」
思わず笑みがこぼれる。
「急に笑ってどうした?愛生。」
「お、おはようございます。」
目の前の人が急に目を開けたことにびっくりしながら僕は朝の挨拶をする。
「おはよう。」
微笑みながらそういう優しい虎徹さん。
虎徹さんは眠そうな目をこすりながらベッドから出る。
「あっ…。」
僕は虎徹さんの手が自分から離れていき、小さく声を出す。
それに気づいたのか虎徹さんは僕の方を見る。
「俺が離れて寂しい?」
僕の目を見て虎徹さんが言う。
僕は少し迷って、
「寂しい…です…。」
僕の言葉を聞き、虎徹さんが一瞬驚いたがそのあとフッと笑った。
「愛生、おいで。」
手を広げて僕を呼ぶ。
僕は起き上がり虎徹さんの手の中に飛び込む。
そのまま虎徹さんは僕を抱っこする。
「リビングに行って朝ごはんを食べよう。朝ごはんは大事だからな。」
そのまま虎徹さんは歩き始める。
「子ども扱いしないでって言ってるのに…。」
僕は虎徹さんの腕の中でボソッと文句を言った。
けど、文句を言ったのに顔をとても嬉しそうだった。
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更新遅くなりすみませんでした!
今日からまた復活するのでよろしくお願いします!
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