アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
見たものは(達実side)
-
俺の中を悪寒が駆け抜けている。
嫌な予感はこれかと思うと同時に、
俺は恐怖で支配されていた。
「如何して、この部屋に日向が磔にされているの...?」
そう口にしてみれば、坂口啓人は
「取引材料ですよ。」と言って
不気味な笑みを浮かべた。
磔にされている日向は、あの綺麗な日向と
は思えないくらいボロボロだった。
壁に十字架を催した凹凸が有り、
そこに手首と腰、足首を縛られている日向。
ところどころ服が破れていて、
破れたところからは痣が覗き、血が滲んでいる。
それに目隠しと口輪、首輪までされていた。
日向は、気を失っているのか
力なくうなだれていた。
「ねぇ...日向に何をしたの...?」
日向を見つつ、ところどころに飛び散る血痕を
指差せば、坂口啓人は「取り引きですよ、
達実さん。」と言って、人差し指を俺の唇に
当てた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 92