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綺麗にしなくちゃにしおりをはさみました!
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綺麗にしなくちゃ
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—Side夜見
やっと、やっとエッチ出来る。
そう思ってウキウキした気分でお布団を敷いていると、なんだか頭がぐるぐるして、凄く眠くなってきた。あんまり動いて無いのに、変なの。
そのせいでお布団が上手く敷けなくて、くたくたになっちゃった。もう、やり直さないと。
カイは綺麗なのが好きだから、お布団も綺麗にしなくちゃね。
「んふふ…む、ぅ、ん、にぇむぃ」
「…行くぞ」
「ふぇ?」
訊いた事が無い低い声が聞こえたと思ったら、急に押し倒されて顔を畳にぶつけた。
「い、たいな。だぶっ」
誰だ!って言いたかったのに、何か声が出せなかった。
あ、悪い人たちだ。って思って暴れたけど、眠くてうまく力が入らなくて、反射的に口の中に指を突っ込む。カイのじゃないけど、今は贅沢は言っちゃだめ。
「ぇお、おごろ、ろろ」
「は?こいつ何やって」
「構うな、とにかく車に乗せろ。飼い主が来たら殺されるぞ」
飼い主って、僕、犬じゃないんだからね、あ、でも、かい、主、カイ、ふふ、カイ、みっけ、だ、あれ?あ、痛い、何それ、注射、僕、きら、い、ちゅう、す、き…
僕は何が何だか分かんなくなって、ゆっくりと瞼を閉じた。
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