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千之助にしおりをはさみました!
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千之助
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「あの…華菱先輩、好きです!私と付き合って下さい。」
「…悪いけど、俺、好きヤツいるから」
はぁ~何故か最近、こんなことが増えた。
温和とのお泊まり旅行から早1ヶ月
やっぱり温和とはなかなか会えないけど、何とか温和が時間を作ってくれて、週末に会ったりしてる。
時間がない時はキスだけとかあるけど、仕方ない…
あ~早く大人になりたい!!
学校が終わり家に帰ると、執事の鏡に
淳之助兄さんが来ることを告げられた。
「兄さん!孝哉!」
前、温和のことを報告した以来だから久し振りに会う。
「元気だったかい?」
そう言って俺の胸にトイプードルを渡す。
「かわいい~いいコだな」
ヨシヨシ、頭を撫で顔を近づけるとペロッと舐めてくる。
「クスクス…くすぐったい…」
「お前、なんか本当に可愛くなったな」
突然、孝哉が言い出した。
「何?突然…」
「いやぁ、前にも増して可愛くなったというか、色気がでたというか…」
「可愛いと言われても、嬉しくないんだけど…」
「まぁまぁ、
でもこれならお嬢さんが惚れちゃっても仕方ないかもな~淳?」
…話が見えない。俺が兄さんの方を向くと肩を竦めて座るように促された。
「実はね、縁談話があって…」
「えっ兄さん、結婚するの?」
「クスッ、違うよ。千之助に縁談」
「えっ俺?まだ高校生なのに?いや、そういう問題じゃない!俺には温和がいるし」
「千、父さんとこの前、パーティーに出席しただろう?」
「うん」
「その時、うちの取引先でもあるお嬢さんがお前に一目惚れしてね。是非、お付き合いをしたいとおっしゃっている。」
「だから兄さん、俺は温和」
「ずっと、男との恋愛を続けていくつもりかい?」
俺の言葉を遮るように、兄さんが静かに話を続けていく。
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