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プレゼント11
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【side孝哉】
温和が来た理由が判った。
淳之助に知られると色々、面倒だ。
温和同様、淳も千のことに対しては目の色が変わる…
俺は温和を人気のない非常階段に連れ出すと、今回の件について聞いた。
「あれ、食べたんだろ?どうだった?」
俺が、気を利かせて色々、話してやってもこいつは何もしてないようだから、二人が盛り上がるように、仕向けたのだ。
「まぁ、一つじゃちょっと興奮する程度らしいから…でも淡白なお前にも効果はあったろ?」
温和に尋ねると、一つ溜め息をついて
「俺は食べてない。千が全部、食べたんだ」
と驚きの発言をした。
「えっ !?2つとも !!」
2つとも食べたらどうなるんだ…?
常習性はないって書いてあったし…温和の様子からして、どうにか なった訳では無さそうだが…
「千、どうなった?」
と聞くと、恐い顔で睨まれた…
「なんだよ!お前がモタモタしてるのが悪いんだろ?」
こいつ、普段が怒らないから、怒ると超怖いんだけど…狼狽えながら言うと
「してる」
はっ?してる?
「何が?」
「俺と千は、もうそういう関係になってる」
またまた驚きの発言 !!
「い、いつ?お前も千もそんな素振りなかったじゃん」
「…3ヶ月前…」
はっ?3ヶ月?3ヶ月前っていえば…
「お前たち、付き合って3ヶ月くらいだよな?」
「…3ヶ月半だな」
こいつ、仕事が忙しかったから、そんなに千と会えてないハズだ。と言うことは…
「付き合って直ぐに、手を出したってこと?お前が?」
信じられない…あの温和がそんなに早く、千とデキていたなんて…
「と言うわけだ。もう余計なお節介はするな」
そう言って立ち去ろうとする温和。
「ちょっと待て…」
深い関係にあると聞けば、色々、聞きたい
「なぁ、やっぱり千が女役だよな?どうなの?やっぱり、可愛い?あいつ、泣き虫だから、泣いてばかりいるんじゃね?
あっ鳴かせてるのか?」
ちょっとした好奇心だったのに…
「千に変なこと聞いたら…殺す…」
マジで言われた…
こえ~よ!
温和には何も聞けない…(泣)
それにしても…最近、千之助が妙に色っぽいと思ったら、そういうことか…
愛されてんだなぁ~
温和がいなくなった場所で俺はしばらく、物思いに耽った…が
あっこのこと、淳に言っとこ♪
ちょっとばかりイタズラ心が芽生え、俺は
専務室へと、戻った。
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