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ん・・・・・・いい匂い
「あっ、俺」
「目が覚めた?」
「ごめんなさい」
「気にしないで」
「・・・・・・・・・・・異次元から来た人間か」
どうやら凱との話は終わったらしい
凱にまじまじと顔を見られていた
「と言う事は、魔法も使えないのか?」
「あはっ、この棒は海で拾って」
「はいっ??」
「あはは・・・・・・」
「マジで魔法使いかよ?」
「ちなみに凱さんは?」
「ああ、俺も凱でいいよ」
「はい」
「俺は音楽魔法だな」
「音楽?」
「ん~、戦士を支援するみたいなさ」
「へぇ、すごい!」
「そ、そうかぁ?」
「だって、怪我も治せるんでしょ?」
「一応な」
「すごいよ!」
「でも、死んだ人間は生き返らない」
「そうなんだ」
「ああ」
やはりゲームとは違うのか
「空、お腹空いたでしょ?」
「はいっ!」
「どうぞ」
「すごい!」
テーブルに用意されていた料理は見た事もないような料理だった
「いただきます」
そして美味しい
すごく美味しい
「おいひぃ」
「それはドラゴンの翼だ」
「ぶはっ!」
そういうところが異次元なんだ
驚いた
「お腹いっぱ~い!ごちそうさまでした」
「空、ソースがついてる」
「あっ、ありがとう凱」
やはり優しい
と言う事は奏も同じなのかな?
「ところで凱、お願いが」
「ん?」
「その魔法見たい」
「ああ、じゃ簡単にこの笛で」
どこから出てきたんだろう
謎すぎる
でも、その音色はとても心地よくて・・・・・・
「凱!」
「おっと」
「眠らせてどうするの」
「ごめん」
「すごい!本当に一瞬で寝てしまいそうだったよ」
これが魔法か
何だかすごいな
「奏に会わせるのか?」
「明日にしよう・・・・・今日は」
「だな」
ん?
二人の顔色が悪いけど
「じゃ、空」
「うん」
「お前が魔法使いなら何か出来るはずだ、やってみろ」
「えっ?」
「意識を集中させて」
「わ、わかった」
本当に魔法が使えるかなんてわからないけど、持っていた棒を握り締めた
「ひっ!!!」
「えっ?」
「およ?」
魔法のつもりだったけど、いきなり大量のトカゲがやって来た
そして楓が気絶した
「お前、動物使いかぁ~」
「へっ?」
「今、何を考えていた?」
「んと、そこにいたとかげかも」
「やっぱりな~」
「楓はいいの?」
「いいよ、寝かせておけ」
「うん」
そして、その後凱からいろいろな話を聞いた
動物使いの事もね
ようするにどんな動物でも呼べるらしい
「でも、ここには動物使いがいないから助かるよ」
「どうしていないの?」
「動物使いは動物の心が読める奴にしかなれないからさ」
「そうなんだ」
「お前のいたところではどうだった?動物とか寄って来なかったか?」
「あ、そう言えば来てたかも」
「やはりな・・・・・と言う事はドラゴンも呼べるぞ」
「嘘!!」
「空次第だけどな」
「頑張る!」
・・・・・・・・・・・じゃなくて、帰る方法を早く見つけないとみんな心配してるかも
「どうした?」
「うん、急にいなくなって心配してるかなって」
「確かにな・・・・なるべく早く帰る方法を見つけないとな」
「うん」
でも、どうすればいいのかなんてわからない
帰り方なんてどうやって調べるのさ
「心配するな」
そう言って俺の頭を撫でてくれた凱
その手はとても温かかった
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