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50点以下補習対象
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「え……確か2年もあったはずですよ…?補習……」
「え……」
「期末で50点以下の教科あったら補習って……」
健斗なんか顔が真っ青になっていた
2週間…土日も補習……
まだ俺の肩に顎を乗せたままだった銀が口を開いた
「…別にオレはええけど…それってまな引っ掛かったら2週間まなとヤれ…」
「うわぁぁぁぁ!!!!」
「…ヤれな……」
「やめろ!!!」
電車の中で大声を出したせいで睨まれてしまった
…………恥ずかしい……
「と…とにかく……補習……」
「……………」
このままだと確実に1つぐらいは50点以下が出そうだった…
ヘタしたらもっと出るかもしれない…
健斗はもう完璧に諦めモードに入って涙ぐみ始めてた
「で…でも、勉強頑張れば何とかなります…よ……多分……」
「…………」
「…………」
多分………
やっぱり2週間週末も含めて補習があるなんて嫌だった
そんな風に落ち込んでると突然腹に腕が回ってきた
「だーいじょうぶやって、また特別講習したるから……な?」
「………エロく言うのやめろ…あと肩と腹から顎と手どけろ……」
余裕そうな銀に余計落ち込んだ
銀と猛は全然余裕なんだろうなぁ……
銀いつもメッチャ良いし…猛とか学年1位とか2位ばっかだもんな……
はぁ…っと重いため息が出た
「まなそんなオレとヤれなくなるの嫌なんや?」
「ッ!?ち、ちがう!!ただ2週間も補習なんて嫌なだけだよ!!」
「ふ~ん?」
「違うって言ってるだろ!!!」
「……………」
「……あ…」
また大声を出してしまったせいで睨まれてしまった
銀はクツクツ笑ってる
くっそ…
「もう銀知らない…」
「あれ?そんな事言ってええの?もう勉強教えんで」
「……………」
「ほら、ちゃんとかわいく「教えて♥」って言ってみ?ん?」
「……………」
「まーな?」
「………教えて…ください……」
「ふふっ」
「くそっ……」
ぷいっと銀から顔を背ける
悔しいけど銀に教えてもらうのなしじゃ50点取れる気がしなかった
銀が調子に乗って腹を撫でたりまた肩に顔を押し付けてきたりしたけど無視した
それぐらいしか抵抗できなかったのも悔しい……
「手取り足取り、教えたるな♥」
「だからエロく言うな!!」
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