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16歳 全部知りたいにしおりをはさみました!
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16歳 全部知りたい
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「で、何処に行ってたの…。」
いつの間にか姿を消していた壮介に感謝をしながら、理久は誠実に促されて自室に戻る。
優しい声で尋問されて、もじもじと背負っていたリュックサックをそのまま誠実に手渡す。
「…コレ…買いに行ってた…。」
誠実がファスナーを開けると明らかにそのテの店の物だとわかるビニールの袋が入っていた。
「…理久…。」
「ごめん…でも俺、誠実の物になりたい…。」
誠実の手の中にコンドームの箱を握らせるとそのまま甘えるように誠実の胡坐をかいた膝に座った。
「…頼るなら、俺にして。」
「え…?」
「相談も、一番に俺にして欲しい…。」
悔しそうに唇を尖らせる誠実の嫉妬がくすぐったい。
「…誠実、俺の一番になりたいの…?」
おでこを合わせて意地悪く聞くと誠実が漆黒の眼差しを向ける。
「当然だろ。一番じゃないの…?」
「一番だよ…だから俺も誠実を一番知っていたいの。身体も、全部…。」
首に腕を回すと誠実の唇に自分から顔を寄せる。
軽く開いた理久の唇に誠実がやや乱暴に噛み付いてキスをする。
自分の物だと言わんばかりの所有欲にまみれたキス。
「弱音吐くなよ…?」
誠実が昂揚した表情で理久のに手を差し込む。
コクン。と、理久は強く頷いた。
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