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週明け1にしおりをはさみました!
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週明け1
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夢翔はあれからすぐに家に帰って行った
必要な荷物とか色々持ってくるからって言ってたけど、何を持ってくるんだろう…
そう思いながら自分のパソコンとにらめっこする
昨日の夜、あんなことを自分の口からサラっと言うなんて思ってもみなかったから、夢翔が帰ってから、お風呂に入っても布団に潜ってもグルグルと頭の中を何かわからないモヤモヤが駆け巡っていた
…ほんっとに!!!
何に俺はうじうじしてるのかな…
あーーーっ!と頭を掻いたところでスマホが光った
画面を見ると今丁度考えていた相手からのメッセージだった
『祐樹さん、今日の夜からお邪魔してもいいかな?祐樹さんの家に着くのは22:00頃になりそうだけど、迷惑じゃなかったらそのまま祐樹さんの家に直行するね!』
……今日から夢翔と同居生活になるんだ
でも、さっきからマイナーなことしか考えてないけど、本当は凄く楽しみもあるんだよね、、実は
とりあえず返信しようとアプリを起動したところで肩をポンポンと叩かれた
「祐樹っ!」
振り向いた先にはニカッと歯を見せて笑う同期の望月凌(もちづきりょう)がいた
「凌!!」
凌からちょっといいか?と言われ自分のデスクから離れる
「どうしたの?」
「いや、今日の朝、駅の改札でお前を見たんだけど、なーんかしんどそうな顔してたからさ…」
「えっ…そ、、そうかな?」
まっすぐ見てくる視線が痛くてその真っ直ぐな瞳から目を逸らした
…思い当たる節がたくさん見つかる
でも、しんどいってわけでもないのだけど
「ほら、またそうやって祐樹は隠すんだから。俺でよかったら話聞くよ?今日の夜とかどう?飲みに行こうよ」
「……」
「はいっ!きまりー!!ということで、定時に迎えに来るからちゃんと支度して待っとけよ?わかった??」
押すに押されて首を縦に振るしかなかった
「またあとで!」
ニコニコとしながら凌が俺から離れていく
あぁいう風に見えて俺のことをちゃんと見てくれるいい奴。
凌とは、大学からのつき合いで、なんだかんだお世話になったりお世話したりの仲だ
まぁ、22:00に夢翔は俺の家に来るって言ってたし、少し飲みに行くくらい大丈夫かな
それでも、ちゃんと夢翔に返信しなきゃ
あいつすぐに勘違いするから…ふふっ
夢翔のことを思い出すと少し口角が上がる
「芹沢さん?」
後ろの後輩に名前を呼ばれて慌てて振り向く
「どしたの?」
「あ、いや!なんか嬉しそうだなって思っただけっす、すんません……」
や、やばっ!
…お、おれ、顔に出てた………
気をつけなければ、、
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