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村井君は俺との距離がいつも近い。他の人にはあまり近付くイメージはないんだけどな?。俺が特別なのかな・・。なんか嬉しい。あ?もう俺なんか最近乙女だよ!!おかしいよ。もう。最初苦手だったくせに考えが変わるの早すぎ。俺、最悪だ。
「夏樹。明日休みだからさ、暇なら遊ばない?」
「え?うんいいよ!」
それからは待ち合わせの時間や場所を決めて別れた。初対面の人とこんなに仲良く出来ることは初めてだ。自分でもびっくりしている。
ーーーその日の夜
明日なにするんだろ。たのしみだな。今日は早めにベッドに入ろう。
と思ったんだけど寝れなかった・・・なんか緊張してる。クマとか大丈夫かな・・あ、村井君だ。私服もオシャレだな?
あ、なんか女性と一緒?誰だろう。とてもキレイで二人が並んでいるととても絵になる。どうしよう声かけにくいな。するとふと村井君と目があう。女の人に一言二言何か言って去ろうとしていたが、女の人が少し引き止めているようだった。村井君がまた何か言うと女の人はどこかいった。そして村井君はこちらにきた
「夏樹。どうしたの?待たせた?ごめん。気付くの遅れた。」
「いいよ。気にしてないから」
「夏樹。嘘つくなよ?な?どうしたんだ?」
「本当になんでもないからさ、はやく遊びに行こ?」
「・・・うん。」
雰囲気を悪くしてしまった。せっかく遊びにきたのに。
そのあとは普通に遊んでいるうちに悪くなった雰囲気もなくなっていった。遊び疲れ、少し休憩した時に色々話した。
「夏樹は彼女いる?」
「いないよ?」
「ふーん意外かも絶対いると思った」
「そうかな?」
「うん恋はしてるわけ?」
「うんしてるよ。」
「誰?!きになる」
「まあいいじゃん。知らない人だよ」
そういえば俺の好きな人は小さい頃当時同じ位の歳の俺を助けてくれた人だった。名前を聞いたけどもう覚えていない。性別さえも時々男だったような気がするほど曖昧な記憶だ。会えるとは思わない。そして消えて欲しくない。なのに時間は残酷で俺の大事な記憶を消してしまう。だけど好きなものは好き。誰と恋をしようとあの俺を守ってくれた背中以外には惹かれなかった。
「あとさ、メガネと前髪で隠してるけどその下はさ整った顔してるだろ?なんで隠すんだ?」
「整ってなんかないよ。変なものだよ。」
「じゃあメガネ外してみろよ」
スッと俺のメガネを奪う。
「あ!もう。」
「・・・・キレイだな。」
「恥ずかしいから言うな!そして男に綺麗って!」
「あ、ごめんけど本当に整っててキレイだよ。隠さなくていいのに」
俺はしょうがないと思い自分の過去を話した。
「俺は昔この顔を気に入った男から誘拐されそうになったり、襲われそうになったりしてた」
「壮絶だな。どうやって助かったんだ?」
「毎回助けてくれるヒーローみたいな人が俺にはいたから。もう覚えてないけど。」
村井君は少しハッとしたような顔をしたがすぐ普通の顔に戻り、
「そっか。で夏樹が好きなのってその人?」
「!!!なんでわかったの?!」
「夏樹わかりやすいから。」
こんな話をしたりバカみたいに笑ったりして過ごしたするともう帰る時間になった。
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