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初デート:猫にしおりをはさみました!
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初デート:猫
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白い太陽が屋上を照らす。
あづい・・・。何で屋上に行こうと思ったのか、自分の感覚をここで呪った。
影が出来てはいるけど日光で熱せられた床?地面?が熱い。
なんか、床暖房みたいで気持ち悪い。
「なぁ、土屋。」
『暑いからアイスでも買いに行こう?』
俺が言おうとしたことをそのまま土屋が引き継いでくれた。
よいしょっ、とジジくさいことを言いながら土屋は背負っていたカバンを下ろした。
なんで教室から持ち出したのかなーなんて思っていると・・・
『こちらに、クーラーボックスがあります。』
「なんで?」
大きめの青い正方形のクーラーボックス。
何で持ってききたの?
つか、そのかばんにそのでかさのモン入れてよく教科書入ったなそのかばん。
『実は、今日真夏日になるって言っててさ』
クーラーボックスを開けて土屋が中を探す。何が入ってるんだろ?
手元を覗き込むとクラッシュアイスがいっぱい見えた。
『マシュマロを焼いて、棒に引っ付けて冷凍したんだ』
な ん だ と ? !
「ごめん、土屋。も う 一 回 言 っ て ?」
『え、だから。マシュマロを焼いて…?!あの、黒井さん?』
土屋の両手を握って、敬意を込めた目で見つめた。
ただでさえ幸せな成分マシュマロを
焼 い て
く っ つ け て
冷 凍 し た
だと?
いわば 『マシュマロアイス』 だろ?
そんなの、絶対幸せに決まっているじゃないか。
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