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18歳以上ですか?
53にしおりをはさみました!
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53
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「足を引っ張るだなんてそんな事はないですよ!
料理は苦手なのですか?」
「苦手・・・寧ろ、好きですね。
ですが家では執事やメイドが作っていたので・・・。
自分がしようとすると止められて、」
辛いぜ・・・それくらいさせてくれたってよかろうよ
俺は苦笑いしながらそう言った。
「この学園では自由なので、よければ一緒に作りませんか?
お暇があればその時に・・・」
おっ、口調が崩れてきた・・・さすが俺だぜ。
こういうのは得意・・・だったりするのだ!!
俺の力を見たかァ!
「ありがとうございます、是非に!!」
凄く楽しみだ・・・。
皆には紹介し忘れたけどこのコックさんの名前は
三鷹和志(ミタカ・カズシ)
気品溢れるおじさんって感じで性格はとても優しくて
どことなく母性があるので無茶苦茶癒される。
とてもいい、いいぞいいぞ。
俺的には理事長もといおっちゃんとくっついてほしいよねぇ
ちなみにメアド交換しましたぁあぁあ~~!
へへっ
丁度いいタイミングでお粥が出来たようなので
俺は遠慮しまくるウェイターさんから強引にトレイを奪って
自分で運んで机へ持っていった。
「いただきます。」
しっかりと挨拶も欠かさない!
これぞ正統派真面目くん生徒の極みだ。
うまいうまぁい。
今回はシンプルに梅干だけで、お粥はお粥でも色々種類があって
これが・・・学食!?ってなったね。
いい具合にとろけてて美味しい・・・梅干の塩っぱさと酸っぱさも絶妙で
はぅわぁ・・・・朝から幸せだぁ...。
一口一口味わって綺麗に完食だぜ!!
時計を見れば七時くらいだったので俺は
厨房までトレイを返しに行き申し訳なさにお辞儀を連発するウェイターさんを
宥めながら食堂を後にした。
かなり時間が余っちゃったなぁ、一旦部屋に戻るものいいけど
部屋に帰ってもしおっさんと聖先輩が起きてたら面倒臭いことになりそう。
あぁあああ、でも萌えシーンあったらどうしよう。
いやいや、やっぱり部屋に戻るのはやめておこう
二人きりのスウィート空間を邪魔したくない。
俺は再び寮を出て特別寮へと向かった。
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