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18歳以上ですか?
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現在午前六時、まだまだお坊っちゃん達は
安らかに寝ているようで食堂はすっからかん
俺一人だけだった。
独り占めだわ・・・やっほい。
昨日の事なんどすっかり忘れてしまおう。
だって今日は入学式!!
俺の最高BLスクールライフが始まる日だ(その前から始まってた。)
はぁはぁ...楽しみで興奮しますな。
まあそんな事は置いといて何を頼もうかなぁ~
おかゆにしようそうしよう。
タッチパネルメニューのおかゆを押して注文した。
あーでもこんなすっからかんなのに俺のところに
わざわざ持ってきてくれるのか...申し訳ないな。
俺は厨房と思われる所へ向かい
「あのーっ、席って変えても大丈夫なのでしょうか...!」
と聞けば奥の方からコックのような人が出てきた。
「伏見様!?なぜわざわざ食堂に...!
言って下されば部屋へ持って行きましたのに」
申し訳なさそうに言う長身のダンディーなコックさん。
世界的有名なシェフじゃないか、この人の店には
何度も行ったことがある。
すーーっごく美味しくて頬が落ちたとはこの事だーって感じ(小並感)
このコックさんすっごく可愛い。
なんとか衝動(何のだ!?)を抑えて
「いえいえそんな事までしてもらうわけには...。
よければ伏見家としてではなく普通の高校生として扱っていただけるととても居心地が良いのですが...。」
しょんぼりしながら言えば更に申し訳なさそうに焦りながら
「ふっ伏見様を普通の高校生として接するには少し....。」
ああこの人泣きそうだ、止めてあげよう。
「そうですか、ありがとうございます。
そう言って断って下さる方でよかった。
僕の周りはそういう様にハッキリとは言って下さらなくて...とても嬉しいです!
ああ!それと昨日、ドリアを頼んで食べたのですが
濃ゆくなく丁度いい味付けで食べやすくて
美味しかったです...!ありがとうございます!!」
満面の素の笑みで言えばコックさんは嬉しそうに微笑んで
「ありがとうございます!、伏見様には私の店に
よく何度もこられていらして...特に薙様は毎回美味しい美味しいと言いながら食べてくださるものだから来て下さる度に楽しみにしていました...。
もう今年で16歳なのですね...薙様は何も変わっておられなくて懐かしいです。
ああっ、今度新メニューを考えるのでもし時間があれば御一緒にどうでしょうか...?」
直接このコックさんとお話したのは初めてだ。
なんだか胸がポカポカしてあったかい。
いい人だ、。
って新メニュー!?!?!?
ふわぁああなんだそれなんだそれなんだそれぇえっ!!!
「新メニューですかっ?是非参加させて頂きたいです...!
足を引っ張らないか不安ですが...。」
多分俺、絶対に今・・・目がキラキラしてる。
子供さが出てしまっている......いやあぁああ
大人になろう戻ろう!!!!
年相応な対応は好かれるけれど伏見の方針とは
残念ながら違う・・・。
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