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第4章 15にしおりをはさみました!
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第4章 15
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「……んぅ…?」
…あれ、寝てたのかな
いつの間にか倒れてたらしく、頭にはフワフワの枕
起き上がって時計を見る
もう少しで、お店の時間も終わり
寝て過ごしちゃった
最後の時間
「……トア、まだかなぁ…」
〈ガチャ…〉
「…あはは、タイミングいいなぁ」
「………ただいま」
「おかえり、ごめんね今日は」
「…別に」
変わらず無表情
ぼーっと、トアの事を見る
そんな目線に気づいたのか、僕の方を見てくれるトア
近づいて来て、おでこを触ってくれる
冷たいな、トアの手
何でか首をかしげるトア
手が後頭部に回って
コツン、と
「……トア…っ?」
「…………熱は…大丈夫だな」
おでこを合わせると
顔が近くて
それで微笑んでくれるから
余計に恥ずかしくて
「…なんか、最近トア笑うね」
「…そうか?」
「うん、嬉しいけどね、トアの表情見れるのが」
「……そうか」
「じゃあ軽く飯作るから」と、頭を撫でてキッチンに行く
行きながらにちゃっかりネクタイとベスト取ってて
また、ぼーっとトアを見つめる
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