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18歳以上ですか?
、にしおりをはさみました!
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「…あ゛ッ?!~っ、ああぁぁっッ…!」
「…っ、ぁ…ク、」
ぐぷんっ、と急に。それは狭い入り口から何の抵抗もなく入ってきた。
その瞬間、視界が真っ白になって、とてつもなく大きい電流が身体中を駆け巡った。
「ぁ゛、ぅ…、~ぁ、ァ、あー…っ」
頭の中がずっとぐちゃぐちゃしてて、訳分からなくて。身体の痙攣が止まらなくて。
鎮まらない快感が、少し怖い。頭変になりそう。
「すーばる。頑張ったね」
「ふ、ぅ…っ?」
体から抜けてくれない絶頂にカクカクと体が震える。そんな俺に涼が優しい声音で声をかけてきてさらりと頭を撫でた。こんな状態でも、涼の体温だけは、ちゃんと感じることができる。大好きな、涼の温もり。それのお陰で恐怖が和らいだ。
「怖かった?」
撫でこしながら涼がそう尋ねてくる。恐怖はあったし、それには素直に頷いた。でも、ただ怖かっただけじゃあないし、ちゃんと気持ち良かったとも伝える。
「きもち…」
「…クク…そう?」
「で、も…、も、そこ…ぃや…」
確かに、気持ち良いのだけれどセックスのことしか考えられなくなるくらいの気持ち良さは、あまり俺には向いていないらしくて。やっぱり涼って存在を感じながらの行為が良かった。
涼はまだイけてないし、申し訳ないと思いながらも体勢を変えて、右足を下ろして仰向けになった。腰はもうがくがくしてて起き上がることはできそうにない。
「りょ、お……」
だからその分を涼が寄ってきてくれと手を伸ばして主張してみた。
「…っ、ふふ。昴流ってば甘えんぼさん」
そうしたら涼は快く腰を屈めてくれて、近くなった涼の体に腕を絡めてすり寄った。俺はどんな体位よりもこれが一番好き。涼との距離が一番近く感じる。
「ぁ…っ、?すーばる?なぁに?」
「りょ、りょお…」
ふと、耳たぶに黒く光るものが見え、気がつけばそれに噛みついていた。あぐあぐとそれがついた耳を甘噛みする。これを見ていると涼への愛しさが溢れてきて。涼と初めてお揃いであるのもあるだろうが、きっと俺のなかでこのピアスは、特別なものなんだろう。
「それマーキング?可愛いなぁ…」
痕が残るんじゃないかってくらいに何度も何度もそこを噛んで。そんな俺を涼は擽ったそうに笑いながらも頭を撫でてきて、「幾らでもして良い」と言う許可を行動で示す。
マーキング、確かにそうかもしれない。涼は俺のって主張。キスマークとこの行動の根本にある感情は同じなのかもしれない。
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