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65(過去ver.)にしおりをはさみました!
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65(過去ver.)
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「そんなことないよ、まだ約束の時間より5分も遅れてないし。それに走ってきてくれたんだろ?」
「あ…、はい。 だって遅れちゃったら申し訳ないですし…。
あー! もう!汗だくになっちゃった…。臭かったら…言ってくださいね……?」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にする夜白くん。
なんだろう、ズクっと何かが上がってくる感じ。
なんなんだろう、この感情は。
「あははっ! 臭かったらって…! 夜白くんは面白いなぁ。臭くなんてないよ、気にしないで。」
「えぇ! だって臭いのは嫌じゃないですか!
……もう…、真咲さんバカにしすぎ…。」
またまた顔を赤らめる夜白くん。
なんか楽しくなってきたな。もっといじめたい。
「んー。まぁ、ちょっとは臭うかな〜。」
少し真剣な表情で夜白くんにこう言った。
まぁ、嘘だけど。
どっちかっていうとΩのフェロモンが香る。微量だけど。
「やっ!ほら! やっぱり臭いですよね!? なんかもう恥ずかしい…、隣り歩くのに本当にごめんなさい…!」
面白いくらい必死に謝ってくる夜白くん。
さすがに可哀想になってきた。
「うそうそ、どっちかと言うといい匂いだよ。俺、夜白くんの香り、嫌いじゃない。」
こう言ったら夜白くんはボンッと、聞こえそうなくらい耳まで真っ赤になった。
…なんだろう…、この時から、彼には何故か惹かれる気がしたんだ。
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