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クラスの事情にしおりをはさみました!
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クラスの事情
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家に帰り、恋音について大ちゃんに問い詰めると、困ったように教えてくれた
俺の翌々月に生まれた
夏恋が恋音に暴力してる
恋音が俺を探している
だそうだ。先に言って欲しかった
あ、ちなみに仲がいい事は言った。そしたら凄い驚いてた。当たり前だよな。夏恋大嫌いだったのにその子供と仲いいからな……
まあ、そんなことはもういいんだ
大ちゃんに、俺も寮暮らししてみたい、って言ったら『好きにしな。でもね、週に1回くらいは帰ってきなね』だって。
俺の言ったことになんも言わない
周りから見れば、諦められた、嫌われた子供のように見えるかもしれないけど、大ちゃんはちゃんと考えてる
俺のためにあえて、何も言わない
なにかいえば俺の人生が変わるから、好きに生きなさい、だって。大ちゃんカッコイイな
俺もこんな大人になりたいな
まあ無理だが
__________そんなこんなで翌日
ガラガラ
天「お、はよー」
クラスメイト
「おー」
「はよー」
「挨拶してくれた」
「おはよー飯塚!」
びっくり…挨拶返してくれるんだ
天「そういえば、寮生って誰かいる?」
「オレとコイツと恋音だけかな」
天「そーなんだ。ごめん、恋音以外名前わかんないや」
「オレ 一也!
で、コイツが和正
オレと和は幼馴染みってやつかな。」
和「親同士も幼馴染みで名前を似たようなのにしたかったんだって」
天「だから似てるのか」
一「覚えてくれた?!」
天「あ、うん。んで、恋音以外の寮生って一也と和正だけ?」
和「多分そうだけど……どうかしたの?」
天「いや、今日から寮生になるから…」
和「おーそっか。部屋割りどうなるんだろね」
天「なんか決まりがあるの?」
和「一様クラス順」
天「そうなんだ」
和「でも、あとからくるじゃん?飯塚」
天「あ、天でいいよ」
和「おけ」
寮生って楽しそうだし、学校近いから暮らしてみたかったんだよね
ただそれだけの理由
先生にはうまくいうけれど
恋音はまだきてないみたい
あいつ来るの遅そう
一「なー恋音とさどこまでヤった?」
天「どこまで…って。言われても」
和「あ、俺も知りたい」
クラスメイト
「あんさ、このクラスの事情はわかったじゃん?
だったらさ、ほかのやつも教えろよ。女でも男でもいいから付き合ってるやつww」
和「オレとかっちゃん…あぁ、一也。付き合ってるよ」
一「わわ!ちょっと!爆弾!!オレが死ぬ……!!」
和「かっちゃん、人の事はあーだこーだ言うくせに、自分のこと言われるとこうなんの……うけるでしょwwww」
わークラスが静まり返ったよ
この空気にも動じない和正の心臓…どうかしてる
どうすんだよ……この空気。誰かどうにかしてくれ
ガラガラ
「おっはー♪お元気してるー?みんな、昨日ぶり♪」
そこまでしてくれとは言ってない……
一気に騒がしくなったよ
現れた人物…それは恋音
表モードだと嵐のようなヤツ
恋「あれ、おれってばまずいタイミングでまずいテンションで来ちゃった?笑」
天「空気を読め」
恋「……すまん
んで?なんでこんな空気なんだよ」
天「俺達のこと理解したから、他にも彼女彼氏いるやつ言えってなって、一也と和正が付き合ってるってこと知って」
恋「あー、やっぱ?
お前ら必要以上に近いもんな。想像はついてたわ」
あ、口悪い。裏モードかな?
ちゃんと切り替えられるじゃん
昨日と比べるとさすがに怖いけどな。すこし
和「バレてたか。めっちゃ見てきたもんな昨日」
恋「羨ましかっただけ。もう見ないから。天にぃしか見ないから」
和「お前、可愛いくせにかっこいいな」
恋「そう?」
一「さっきとは全然違うな」
恋「さっきのはふざけすぎたわ」
一「なんか、天 静かじゃね?」
天「俺、もともとそんな喋らないから」
和「そーなんだ。で、質問。
…………お前、タチネコどっち?」
天「俺?多分、ネコになると思う。そっちは和正がタチだろ?」
和「へぇ天がネコか〜……あんあん言うのかなーフフ」
一「か、かず!うっ浮気は嫌だからな!」
和「かっちゃん馬鹿だな〜するわけないじゃん。
何年一緒にいると思ってんの?」
一「かれこれ16年……付き合ってから5年と2ヶ月3日と12時間」
和「かっちゃんキモ……そこまで細かく覚えてるの?w」
一「き……きも…?」
和「うそ、じょうだん。そんな顔しないで」
仲いいな
ほかの人はどうなんだろう
気になるけどどうでもいいや
付き合ってからの日にちが凄い細かいけど笑
天「……他にもいるの?」
和「オレの予想だとこのクラスみんなゲイ ホモだべ?」
クラスメイト
「……汗」
「……照」
「……慌」
まじか……みんなカップルかよ
天「すご……」
恋「おれは知ってた笑」
天「え、なんで?」
恋「勘だけはいいから」
天「あ、なるほど」
和「まだ入学式から二日だけど、多分地元の人が多いから、中学の頃からなんだろうね」
クラスメイト
「まあ、男子校ではあるあるだよな……汗」
「なかなかバレると恥ずかしいな」
天「俺たちのこと詮索しないでね。恥ずかし…プルルルルルルル……ごめん出てくる」
携帯が鳴ったから廊下に出て電話に出る
天「はい、もしもし」
『あ、飯塚天くん?』
天「はい……どちら様ですか?」
『あぁ、ごめんね。大地さんの……上司に当たるのかな』
天「あ、いつも父がお世話になってます」
『あ、いえいえ……じゃないや。
あのね、今日健康診断があって、大地さんにガンがあることが分かったんだ』
天「え……大丈夫なんですか?」
『初期発見だったからとりあえずは大丈夫らしいんだけど、入院。しばらく。で手術、かな?』
天「そ、ですか……普通だったのに」
『初期だと特に変わったことがないから分かりづらいんだよ。……家のこととか大丈夫?』
天「あ、今日から寮で暮らすことになったので家は大丈夫です」
『そ。ならよかった。病院と部屋番教えとくね。』
天「ありがとうございます」
『じゃ、学校なのにごめんね。がんばって』
天「はい。失礼します」
まじか〜……ガン、ね。
早期発見でも、手術に成功しても、また再発することあるって聞くし……心配だな
とりあえず教室戻らなきゃ。
ホームルーム始まる
天「ただいま」
恋「おかえり〜…ってなんかあった?顔色悪いよ」
天「え、大丈夫だけど」
恋「そう?ならいいんだけど」
なんで恋音にはわかるんだ?
結構普通な顔してるのに
ほらその証拠にクラスのみんなは気づいてない……
和「そういえばカラオケどーする?」
天「あ、俺ちょっと遅れていくわ」
恋「えーじゃあおれも」
和「本当に仲いいな」
天「ついてくる気?」
恋「だめ?」
天「やだ」
恋「は?なんで。どこいくの?」
やばい。機嫌悪いぞこのクソガキ
めんどくさいな
大ちゃんのとこ行きたいのに……
あ、合わせてやるか
それもそれでいいかな
天「いいよ。来ても」
恋「なんだよ。最初からそう言えよな」
和「やっぱ、口悪いと怖いなお前。あの頃みたいだ」
恋「和、あの頃ってなんのこと?」
和「やっぱ分かんないよな。オレはお前と同じチームにいたんだよ。中学の頃」
恋「…は?あの弱小チーム?おれお前知らない」
和「だろうな。オレ、力抑えてたけどあのチームのリーダーやってたんだ。恋音、後ろの方でモブよりも薄い存在だったろ」
恋「え、リーダー……ってあのクッソ弱いヒョロ男?!」
和「うわー…すごい言われよう笑
まあ抑えてチームに合わせてたからな」
和正って恋音と同じチームだったのか
しかもリーダー笑
妙に説得力があるのと、周りのことよく見てるなってのは感じてたけど……まさかリーダーだったとは
天「あれ?それじゃあ、一也は?」
一「う?オレか…オレは……本当にモブだった笑
怪我とかすると和がブチギレるから。そうすると誰も止められないと思うし…」
天「それは大変だ」
ガラガラ
先生「はい。ホームルームね。始めるよ」
先生がきたからこの話はおしまい
学校終わったら速攻で病院いって、カラオケ行かなきゃ。
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