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75 アブ編にしおりをはさみました!
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75 アブ編
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-アブ視点-
子「ねーねーおじさん!」
お、おじさん!?
俺まだ高校生なのに!?
おじさんだって!?!?!?
まぁ?身長もそこそこあるし間違える文は仕方ないけど…
おじさんだよ!?
どったからどう見ておじさんなんだよ!
・・・だめだ
俺は『まだ』じゃなくて『もう』なんだ。
そう。『もう高校生』なのさ。
それにそこら辺にいるチャランポランな高校生とは違う
俺は違うんだよ!
・・・簡単に言えばおじさんだけで傷つきませんって事です
ア「ん?何かな?」
子「僕ね!大きくなったらカッコイイ大人になりたいんだー!」
・・・俺の足は止まる
さっきまでのテンションとは違うテンションになった
子「・・・おじさん?どうしたの?」
ア「・・・ううん!何でもない!ほら!行こ!」
子「うん!」
****
子「あ!ママー!」
子供が手を振り大声で叫んでいる
遠くには人影がある
その人影は俺の方に向かって走ってくる
俺も歩いて近寄る
ア「あの……この子の……」
母「・・・!ありがとうございます!本当にありがとうございます!!!」
深々と頭を下げた子供の母さん
頭を下げながらポロポロと涙が流れている
俺は子供を下ろし母さんの隣に行かせた
子供は母さんを泣き止まそうと背中を摩ったり読んだりしていた
母「本当にありがとうございました」
ア「いえいえ。見つかってよかったです」
これで帰れる……
やっと寝れるー……
そう思いクルッと逆方向へ進もうとした時
子「おじさん!」
ア「なに?」
子「僕、おじさんみたいな『カッコよくて、優しくて、立派な大人になりたい!』」
俺が……立派……?
優しくて……?あ、カッコいいのは認めるけどさ
俺って……そんなに立派か?
優しくもない、立派でもないのに……?
ア「僕?お兄さんはかんぺk...「おじさんは立派だもん!」え……?」
子「だって、僕助けてくれたし、話だってしてくれたし、周りの大人達皆見て見ぬふりしてたもん!でもおじさんは違うもん!助けてくれたもん!立派だもん!」
・・・素直に嬉しかった
立派って言われてもらって
俺はそんなこと言われた事無かったから
それと『お手本になった大人の感情』が分かった気がする
言ってる意味は俺も良くわかんないけど…なんかそんな感じする
・・・今回は素直に受け取っとくか
ア「ありがと!僕も立派な大人になってね!」
子「うん!じゃあねー!」
昔の俺のようだった
無邪気で何も知らなくて夢が膨らんでた幼き頃のようだ
・・・懐かしいな
そう思いながら俺は家を目指した
――――――――――
はい!どうも!みやかです!!!
えー、次回で終わります!
そしたらうっしー編やって、その時に……色々溜まってます(笑)
今年中に終わりませんね(笑)
あと今色々考え中です(笑)
では!次回!!!
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