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2 -07-【sideアスタ】にしおりをはさみました!
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2 -07-【sideアスタ】
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家に帰ると俺は腹が減ったとうるさいシルフの為急いでご飯を作り始める
その間2人はソファーに座り話していた、たまに聞こえてくる会話に
笑ったり質問に答えたりエルをからかったりしながらも簡単なものをさっと作っていく
皿に盛り付けて出来たと2人を呼ぼうとしたが
凄くお腹がすいてたのか2人ともはすでに椅子座って待っていた
「お前そんなに腹減ってたのか?」
「いや、そーでもなかったんだけどさ美味そうな匂いしてきたから、な。」
「そうか。口に合うかわかんねぇけど....どうぞ?」
そう俺が言うとエルがアスタの料理が口に合わないとか言う奴は俺が許さねぇとシルフを睨んでいる
そんなエルにシルフは呆れてはぁ、とため息を吐いた
「許さねぇってなんだよ、バカだろ」
「なっ!」
「くくっ....ありがとな、エル?ほら食おうぜ」
シルフの余計な一言にエルがまた怒りだしそうなので落ち着ける為
エルの頭を撫でれば嬉しそうに笑ってくれる
そんな俺らを置いてシルフは先にいただきます、と言うとエルも慌てていただきますと言う
2人が料理に箸を伸ばし一口目を口にいれる
「っ!ほんと美味いな、なんだこれ」
「そうか?」
「ああ、こんな美味いとは思わなかった」
どうやら口に合ったようでウマイウマイと次々に箸を伸ばし食べていく
そんなシルフを見てホッと一息吐いて自分も食べ始める
「ふんっ!だから言っただろ!」
「お前が偉そうにすんなよ馬鹿」
「な、な!馬鹿って言った方が馬鹿なんだからな!お前が馬鹿だ!」
「あ、今おれに馬鹿っていった」
「あ......俺も馬鹿...?」
「....プッ....ククク」
「あーあー笑われてやんの」
「アスタはなんで笑ってんだ?」
「「......く、はははっ」」
「な、なんだよ!」
エルのキョトンとした顔に声を合わせて笑う俺とシルフ、何で笑ってるのか分からないエルはオロオロし出すそれが面白くてまた笑ってしまう、あまりにも笑うのでエルは少し拗ね始める
頬をぷくぅっと膨れさせ俺は拗ねてますって顔をする
シルフが拗ねるなよ、と言えば拗ねてません、と返ってくる
「悪かった、ほら飯冷めるから食べようぜ」
俺の言葉にすぐ反応して冷めない内にと
どんどん飯を口に入れリスみたいになってるエルを笑って落ち着いて食えよ、と諭す
するとシルフがお前ら仲良いな、と笑うとエルが当たり前だとすぐに返す
それにまた笑うシルフだがさっきまでと何か違う気がした
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