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18歳以上ですか?
4 -05-にしおりをはさみました!
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4 -05-
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「アサンも?」
「あぁシルフは人気者だからな、俺に飽きるかもしれない誰かに捕られるかもしれない、俺だけを見ればいいのにそんな気持ちは恋人になっても変わらない」
そうか、恋人になってもツラいのか
なら嫌になったりしないのか?思っていたことがつい口を出た
あっ、と思った時には遅く全部言い終わる怒るかな、なんて思っていたが
俺の言葉にアサンはフッと笑った、今日は珍しいことがいっぱいあるな何て思いながら驚いていると
穏やかな声でエルは嫌か?と聞いてくる、その問にツラいのは嫌だ、と答えた
その答えにアサンは怒ることもなく一言、なら好きになるの止めればい。と言った
止める、そうだ嫌ならやめればいい.....でも何故かやめられない寧ろどんどん好きになってる
ツラいのに苦しいのに悲しいのにシルフと話した時は諦めたくないって思って
でもルサとアスタを見て諦めなきゃって思ったのに気持ちが止められない、止まってくれない
自分がどんなに諦めなきゃって持っても心の奥でそれを拒むんだ
アサンの言葉を聞いてから下を向いたままずっと黙っている俺にアサンが言った
「やめらんねぇんだろ?それが恋だ、エル。苦しいのもツラいのもそんだけ気持ちが大きいって事だ。簡単にやめられたら恋の病何て言葉も出来なかったろうよ」
アサンの言葉が胸にストンっと落ちた、そうだよ、俺は恋をしてるんだ
そう思うと俺の目からずっと我慢していた涙が流れた
それを見たアサンがまた頭を撫でてくれた、涙は流れてるけど心は落ち着いていて
今日はいっぱい撫でてもらってこんなのシルフが知ったら怒るかな?
何て思えるくらいには少しだけど余裕が出来て涙も直ぐに止まった
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