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18歳以上ですか?
6 -15-にしおりをはさみました!
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6 -15-
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2日間に渡って行われたお祭りはあっという間に終わってしまい今は帰っている途中。
来たときのように大きな葉に乗りだけど来たときよりはゆっくりと進んでいく
星がキラキラと輝きとても綺麗だ
「エル、デート楽しかった?」
「うん!アスタは?」
「俺も楽しかったよ」
「なら良かった」
顔を合わせて笑いアスタの肩に少し身を預けた
そしたらアスタの手が俺の腰に行ってそっと引き寄せた、近くなったアスタとの距離にドキドキする
それから葉のスピードのようにゆったりと会話を始める
あれは美味しかった、とか俺も何か演奏したい、とか明日さっそく紅茶とクッキー食べよう、とか
他愛ない話、だけどその時間も凄く楽しい
話が自然と切れた時、自分の指にはまってる指輪が目にはいる
あれ?そう言えばこの指に指輪つけるのってさ....けっこん?するって言う意味があったよな
結婚が何かはウンディーネから教わった事がある、
好きな人とずーっと一緒に居ましょうって誓うこと...じゃあ、俺達はずーっと一緒ってことか...
「なーアスター」
「んー?」
「ずーっと一緒だからな!」
「クスッそうだな、ずーっと一緒だ」
アスタが嬉しそうに笑ってそう言うもんだから自分で聞いといて恥ずかしくなる
俺は顔を上げてられなくてうつ向いて自分の指輪を弄る
くるくる、と回していると月の光に照らされた指輪はキラキラと光を放つ
それはアスタの指からもその光は放たれていて自分の手を近づける
「綺麗だな...」
どうやらアスタも同じことを思ったみたいで顔を上げると俺と自分の指を見て幸せそうにしてる
その後ろにある月に照らされてこっちの方が凄く綺麗だ、と思った
「エル、もうこの指輪は外さないから...何があってもずっと、愛してるよ」
「っ....///」
俺も愛してるけど、恥ずかしくてまだ言えないその代わりに
伝わるようにぎゅっと手を繋ぐから....気づいてくれるといいな
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