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嵐と邂逅にしおりをはさみました!
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嵐と邂逅
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冬の季節。今日も宿泊客は一組。
その宿泊客もチャックインし、夕飯の提供まで終わった頃、ぼくとお母さんは遅めの夕食を取っていた。
「みけくんの作るこのオムライスほんと美味しいわ〜」
ほっぺをおさえながら笑顔でオムライスを食べ進めているお母さんをみると、ふいにつばきのことを思い出す。
つばきも美味しそうに食べてくれてたな……。
つばきは急にいなくなったぼくのこと心配してる、よね……。
優しいつばきのことだから心配してるってわかっている、わかっているけど勝手なぼくのわがまま……つばきとあの綺麗な女性が一緒にいるところを見たくない。
そんなぼくのわがままで………ばかだよね…。
「どうしたのみけくん?大丈夫?」
スプーンを持ったまま固まっていたぼくの目の前で手を振るお母さん。
我に返り、「大丈夫です」とオムライスを口に頬張る。
自分の部屋に帰ってきたぼくは、窓からみえる海を見つめつつ、外へ出る準備をする。
こんなモヤモヤした日は星空を眺めよう。
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