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夢か現かにしおりをはさみました!
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夢か現か
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「いらっしゃいませ〜。」
僕は1人でデパートにやってきた。
こんなところ、滅多に来ない。
たまに母親の買い物に付き合わされる時ぐらいだ。
目当てのお店の前に行くと、長身の男性がスマホを触っている。
「レオさん!」
側まで行って呼ぶと、サングラス越しに笑顔を見せてくれる。
「遅くなってごめんなさい。」
「えーよ、えーよ。ゆっくり選べるように、店に頼んどいたから。」
「えっ?そんなことできるんですか?」
「たまたま知り合いがおったからな。ほら、行こ。」
レオさんに促されて店の奥へと進む。
重厚そうな扉が開かれ、ソファとテーブルの置いてあ
る部屋に通される。
「わぁ・・・!」
そのテーブルの上には、僕がリクエストした商品が
並べられていた。
「実際、よく見て選んだ方がいいと思って。お店の人に比較できるように出してもらっといたで。」
「あ、ありがとうございますっ!」
僕は、レオさんとお店のおじさんに頭を下げた。
「ゆっくりと、お選びくださいませ。」
ソファへ促され、フカフカすぎて跳ねる身体を抑えながら
なんとか座った。
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