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噛み合わない気持ちにしおりをはさみました!
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噛み合わない気持ち
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結局あの後、スマホを持ってベッドに戻った。
白鷺さんの枕元にスマホを置き、扉を閉める。
リビングのソファに横になる。
僕は、隣で寝ることができない。
あのベッドで、昨日もその前も、明日からも、
誰かとあそこを使い、誰かと眠る。
さすがにそんな所で眠ることはできない。
それに、もし寝てる間に白鷺さんの好きな人が来たら
大変だ。
諒太さんって書いてたっけ。
せめて、諒太さんとの関係は良いものになって欲しい。
いつ、いらないって言われるのかな。
もう、明日言われるのかな?
さすがに明日は嫌だな。
「うっ・・・」
その夜、僕は独りソファで声を押し殺して泣いた。
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