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ご奉仕にしおりをはさみました!
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ご奉仕
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「今日は、もう休みましょう。」
お盆を持って部屋を出ようとする。
「大和、一緒に寝るだろ?」
どこまでも優しい人だな、残酷なまでに。
「いえ。僕はリビングで寝ます。
・・・人と一緒に寝るのは落ち着かないので。」
「そっか。じゃあ、おやすみ大和。」
「おやすみなさい。」
リビングへと戻ってきた。
おそらくあの身体じゃ仕事も行けないだろう。
僕を助けてくれた彼に、できることってなんだろう?
なんとかお礼をしたい。
諒太さんなら、どうするのかな。
視界がじんわり滲んできた。
馬鹿だな。
会ったこともない人に執着して。
「ふっ、ううっ」
ダメだ、最近泣いてばっかりだ。
そのうち、僕の意識は闇に吸い込まれて行った。
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