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ご奉仕にしおりをはさみました!
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ご奉仕
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それから、明日からの食事について話し合った。
白鷺さんが午前中に献立を決め、
連絡をもらって僕が買いに行くという手段をとった。
「ありがとな、大和。」
「え、いえ。僕こそ、何もできなくてすみません。」
「ククッ、うどんばっかりなのは面白かったけどな。
あ、なんなら明日は焼うどんにするか。」
「・・・(ムカッ)分かりました。メモしますね。」
「ちょっ・・冗談だよ、冗談!怒んなよな〜。」
「怒ってません。」
「いや、どー見ても怒ってるだろ。」
今まで僕は怒ってるなんて言われたことない。
うまく隠してきたんだ。
「怒ってません。」
「ほら、ちょっとムッとしてるじゃん!
怒った時の癖も出てるし。」
「えっ。な、なんですか、それ!?」
「怒ってるって認めるか?」
「・・・はい。ちょっと腹立ちました。」
「ぶははっ!」
「それで、癖って・・・!」
「ぶはっ!無いよ、そんなもん。」
「!!!」
この人は、俗に言う嘘つきだな。
「ププッ、なんだよ、その、拗ねた顔!
あはははっ!お前、本当に可愛いね!」
また、ぐしゃぐしゃと僕の頭を撫でる。
「そういうの、嘘つきって言います。」
「違うよ。」
驚く程堂々と言う。
「ち、違いませんよ!嘘つきって言うんですよっ。」
「いや、これは『冗談』だ。」
「冗談・・・」
あ、そういやそうとも言うか。
「プククク・・・」
「あっ、白鷺さん!僕のこと、バカにしてるでしょ!」
「あっははは!ホント楽しいわ〜、大和。」
こうして、僕たちの夜はふけていった。
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