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にーにしおりをはさみました!
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にー
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「ううぅー!どうしよう!」
とりあえず胡座をかいて座り布団を頭まで被っているが後ろがすごく気になる。
ただ今俺は家から出れない状況にいます。
「カリカリカリカリ」
その元凶が現在進行形で家の窓から開けてくれと言うふうに爪を立ててくる。
気持ちよく寝ていたというのにあの奇妙な音に起こされてしまい今に至る。
勇気を振り絞りチラッと振り返り窓を確認する。
するとそこには髪の長い女の人が目を見開き血走った目でこちらを見ながら何が楽しいのか笑顔でこちらをみている。
両手は窓ガラスにいまだかりかりしている。
や、やばい目合っちゃった……。
サーッと血の気が一気に引いていくのがわかる。
バッと布団をかぶり直す。
心臓の暴れる音と自分の荒い呼吸が耳を占める。
「見るんじゃなかった見るんじゃなかったっ!」
体がガクガクと震える。
耳を両手でギュッと塞ぎ周りの音を遮断する。
誰か……助けて!
その時……
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