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18歳以上ですか?
〃にしおりをはさみました!
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〃
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そんな、ほのぼのとした雰囲気の中、いきなり歓声が響いた。
…俺らの時よりも盛大っつーことは、生徒会だな。
来るまでに何をしていたのやら…
生徒会集団は、まっすぐとこちらへ向かってくる。
これはいつものこと。
生徒会は何でもできる永久にいちいち突っかかってくる。
だが、今回はちょっと前に脅してしまったあの、転校生がいる。
…めんどくせー…!
「佐伯さん。今日もゆっくりしてて暇そうですね。」
にっこりと、笑顔の仮面を張り付けて嫌味を言ってくる。
ウザい。お前だって一緒じゃねーかよ。
「…すぅ、こそ。」
すぅ、というのは副会長の「昴」の頭文字からとったあだ名。
俺と同じ呼び方なのが気に入らねぇ。
「何のことですか?」
「生徒会の、処理。…やってるの僕、だよ?」
遠回しに、仕事しろという永久。
永久は何でもできるから生徒会の補佐でもある。
まぁ、補佐というよりも雑用だ。
「っ…!」
ほんと、爪があめぇ。
毎回言い負かされるのわかってんだから諦めろよ…
「あ˝ぁ?また言い負かされてんのかよ。みっともねぇ…」
「うるさいですよ?」
にやりと意地の悪い笑みを浮かべた生徒会長を一言で、ばっさり両断する。
…何気に仲いいよな。
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