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やっぱり違うにしおりをはさみました!
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やっぱり違う
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やっぱり違う俺は犯罪者なんかじゃない
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
俺はそんなんじゃない
こいつと一緒なんかじゃない。
「…が……ぅ………」
絶対に違う…俺はやってない…絶対に………
違う……
「は????」
だから…
「俺は犯罪者なんかじゃねぇ!!!!!!!!」
絶対に違う…お前とは違うんだよバーーーーか!!!!!!!!!!
「じゃあ、その血と…死体は何???」
俺はやってない…お前がそうしたように…
にせたんだよ!!!!!!ちげぇ!!!!!!!!俺はそんなんじゃ…!!!!!
「お前が…お前がやってるように見せたんだ!!!!」
ちげぇんだよ…俺はいつも深夜さんと秋さんと憐兎と
遊びながら仕事したり…ぶりっ子したり…
人を殺したりなんかしてないし…
前に俺をさらったなんてことはうそで…そうだ、
俺が人を殺したことなんてない…だから!!!!!
「馬鹿じゃないの……???指紋検証したらわかるんじゃない???お前がやったんだよ。あ、そっか手袋…そう
お前手袋にも血痕ついてんじゃん。
馬鹿じゃねぇの???お前はひ・と・ご・ろ・し・
殺人鬼
なんだって。」
だから…ちが……でもやっぱりそうなのかもしれない…
やっぱり……おれは…でも違うんだよ…血がついてるだけだ
そんだけ…
【 グッッッ 】
「ぐッッッ!!!!! はぁッッッ…」
いきなり裾掴まれたらつらいっつーの……痛い…
「知ってる…???お前が殺人用と性欲処理用に
作られた子供……ってこと
男が産まれたのは失敗だけど…まぁこんな美人だったら
いいかってことで…ふふ、ドンマイ」
殺人用……??? 性欲処理……????
なんで……????? そんな……そんなこと知りたくない…
そんなこと知りたいわけじゃない!!!!!
「その首輪誰がつけたか知ってる…???」
それは…俺が暴れたとき用に…深夜さんが……
「その顔は知らないって感じだね。
これは俺とお前の父親がつけたんだよ……
俺たちを間違えて殺さないように…俺たちを殺そうとしたらお前を殺そう…ってね???」
そうだ……こいつ殺そうとすれば俺は死ねる……
いや、でも俺には深夜さんも秋さんも憐兎もいる…
帰らないと…
俺の居場所はここじゃない…
「嗚呼、今『俺の居場所はここじゃない』って思った?」
「ッッッ」
「お前みたいな殺人鬼あいつらが心の中で
受け入れてるわけねぇだろ…自惚れんなくそが。」
……深夜さんも…???秋さんも憐兎も…本当は
俺のことを邪魔だって思ってたの……???
じゃあ、俺はどこにいればいいの…????
「お前の居場所はここだよ……Wolf…」
何を言ってんの………???俺はWolfじゃない…夜で…
「お前の居場所はここだよ…お前は殺人鬼じゃないと
生きてる価値がない。」
嗚呼、俺って生きちゃいけない存在なんだ…
でも…それでも生きられるなら…このひとがおれを
必要としてくれるなら…
「おかえり…Wolf」
うん…
「ただいま」
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