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.にしおりをはさみました!
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二人と別れて少し暗くなった帰り道を歩いてら仁さんの声が無性に聞きたくなった。
電話したら迷惑かな?
メールも帰ってこないから、まだ仕事中かも…
少し悩んだけどやっぱり声が聞きたくて。
僕は電話をかけた。
『もしもし?どうかしたか?』
携帯から聞こえる甘い声が愛しい。
「仁さん?クスクス。何でもないよ。心配してるかなと思って。それに声が聞きたかったから。」
やっぱり気にしてくれてたんだね。
『さっきメール返せなくてごめんな。大丈夫か?』
仁さんが優しく言う。
「気にしないで。僕は大丈夫だよ!義兄さん、野球の合宿で明後日までいないから。」
『そっか。でも、何かあったらすぐ電話しろよ?』
「ありがとう。じゃあ、仕事頑張ってね。」
僕は電話を切った。
声を聞けただけで幸せだった。
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