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62 正宗にしおりをはさみました!
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62 正宗
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「そんなに笑うなよ。…嫉妬なんてキャラじゃない事くらい分かってる。」
俺が落ち込んでいると
チュッ
「兄さん!?」
久しぶりのキス。
「まさ、可愛い…
キャラじゃないとか、思ってないよ。」
優しく髪を撫でられる。
「瀬名はただの友達。」
「…でも、瀬名さん兄貴のタイプの女の人だろ?」
「いや、…タイプっちゃタイプなんだけど……。」
兄貴は困ったように頭をかく。
「あいつの事女だと思った事なかったからな…まさの不安に気づけなかった。」
「あんな可愛い人なのに?」
「いや、…あいつは男、なんだ。」
「…え?そんなっ、だって!」
どこからどう見ても女の人だった。
でも兄貴が嘘をついているようには見えないし。
「あいつは、…まぁ色々あって女装してるだけ。心はちゃんと男だし、俺は男の姿知ってるし本性だって知ってるからな。瀬名を好きになることは無いよ。
それに……俺にはまさしかいないから。」
俺しかいないって言ってくれたことが、凄く嬉しい。
それに、安心した。
兄貴の事、ちゃんと信じようって思った。
「兄さん…好きだ。俺にも、兄さんしかいない。」
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