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18歳以上ですか?
5にしおりをはさみました!
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「君が噂の理緒の親戚くん?
初めまして、僕は空。よろしくね!…で、秋斗も羨ましがってないでさー、理緒困ってるでしょ?」
「だ、誰が羨ましがってなんか…っ」
その空の言葉に慌てて俺の腕を掴んでいた手を離した秋斗に、空はにやにやとした笑みを向けて。
「秋斗ってば素直じゃないんだから」
「な…っ」
つんつんと空に人差し指で頬を突かれている秋斗を横目に、俺は空の隣に必ずと言っていいほどいるはずの人物がいなくて、首を傾げていた。
「空、知佳は?」
「知佳?知佳ならねぇ、指切っちゃったから保健室に行ったよー。僕も一緒に行くって言ったんだけど、すぐ戻ってくるから理緒のとこで待っててって言われたから来たんだー」
…保健室か…。
確かウルハも今頃保健室だよな…。
つんつんと何度も空につっつかれて…しかもミズキも空を真似るようにしてつっついてて、欝陶しくなってきたのか秋斗が声を上げて二人を振り払うのを笑いながら見ながら、俺はそんなことを考えていた。
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