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俺の有意義だった(?)高校生活。にしおりをはさみました!
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俺の有意義だった(?)高校生活。
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それは……突然の事だった。
ゆっくりとした馴染みのあるチャイムが流れて俺は意識を戻す。
(やべ寝てた…)
授業中にうとうとしてたらいつの間にか夢の中だった。
幸い教師には見つかってなかった様子。
あぶなー。
ま、見つかっても成績いんだしほっとくか。
悪く言われるのは慣れっこだし。
やっと充実した高校生活を送れ始めているとほっとしている俺は笹川卓真17歳
昔から何かある度に俺は悪い方しか進まない。
運が悪い男だった。
思えば小さい頃から友達と喧嘩をしても俺だけが悪く言われたり、1番嫌だったのは万引き犯に勘違いされて疑いはなんとか晴れたものの暫く犯罪者なんて、呼ばれていたりととてつもなく不幸な体質なわけだった。
それもあって高校では大人しく人脈は広く浅くしとけば傷つかず人生は軽く進むと考えていた。
今思えば浅はか過ぎたと後悔している。
「なぁー笹川ぁ〜」
「んだよ...」
一応友人の部類の田邊 潤 (たなべ まさる)が机に突っ伏してた俺に声を掛けてきた。
「お前さ〜勉強出来るよなぁ」
「はぁ?知らねーよ
お前よりはできてんじゃん?」
「うっわー!おま、容赦ねーなぁ」
うるさいけど明るくてムードメーカー。
クラスでも学校でも人気者な潤。
すげーなと思うし正直羨ましい。
「俺ってさぁ、運動できても勉強ダメダメだからさぁ」
う〜と、小さく唸りながら頭を抱え始めた潤。
いや、お前運動だけでもずば抜けてるしと内心突っ込んどく。
それじゃ駄目なのか…世の中ほんと厳しいのな。
ふーんと興味ないような振りで相槌をしておく。
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