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君のためだから 続編にしおりをはさみました!
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君のためだから 続編
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まふまふside
ま「そらるさん。お姉ちゃんを連れてきました」
姉「今回は私のわがままでごめんなさい」
お姉ちゃんはそらるさんに深々と頭を下げた
そ「いえ…全然大丈夫ですよ」
姉「あの…今日は話したいことがあって…」
そ「なんですか?」
するとお姉ちゃんは僕の方を向いて
姉「ごめん、2人だけで話したいんだ」
ま「あ…そっか!じゃぁ飲み物買ってくるね!」
姉「うん、ごめんね」
僕は急いで病室を抜け出した
やっぱり不安だった。
そらるさんの気持ちがお姉ちゃんに向いたらどうしようって
ま「僕も馬鹿だな」
ーーーー
そらるside
今まふの姉ちゃんが来てるんだけど
2人きりで話したいって何の話?
まふの事か?
姉「突然何ですけど…あの…」
そ「どうしたんですか?」
まふの姉ちゃんはずっと下を向いていた
姉「私、そらるさんが好きなのかもしれないです…」
まふもお姉ちゃんも似てるんだな
そ「ごめんなさい。俺は大切な人がいます。だから…」
姉「弟ですよね。私、知ってるんです。この前来た時、まふもそらるさんに普通の感情を抱いていないことくらい…」
そ「…はい。俺は同性愛者です…。でもそのような気持ちを抱いていただけることはとても嬉しいです。お気持ちに答えられなくてごめんなさい」
俺は頭を下げた
姉「顔を上げてください。無理だって分かっていてここに来てるんですよ。私って本当に馬鹿ですよねw」
お姉ちゃんはへへっと笑っていた
けれど、目には涙があった
俺は指でそっと涙を拭いた
そ「姉弟って似てるんですねwまふも泣く時は笑うんですよ」
姉「へへっw…似ちゃいました」
コンコン
ま「買ってきたよ」
姉「あ!ありがとう」
まふの姉ちゃんは立ち上がってまふの所へ行った
ま「そらるさん、お茶です」
まふの目は赤かった
泣いた跡が付いてるの気づいてないのか
そ「まふ、目赤いよ」
俺はまふの頬を優しく撫でた
ま「あ…バレちゃいましたw」
そ「大丈夫だよ」
ま「はい!」
まふもへへっと笑う
そ「やっぱり似てる」
ま「どうしたんですか?」
そ「ううん、何でもないよ」
姉「では、これで失礼しますね。今日はありがとうございました」
そ「はい、こちらこそありがとうございます」
姉「それじゃぁまふ、ばいばい」
ま「うん!」
まふの姉ちゃんは手を振って病室を出た
そ「俺も大切な人泣かせるなんて、馬鹿だな」
ま「そらるさんの馬鹿…」
俺達は触れるだけのキスをした
そ「まふ、話聞いてたの?」
ま「…はい。ごめんなさい…」
そ「大丈夫。俺はまふの隣だよ」
ま「はい!」
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