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お散歩 4にしおりをはさみました!
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お散歩 4
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そういえば意識を失う前にフレットさんを見た気がする。
「え…え!?」
フレットさんに運ばせるなんて申し訳ない。
そんな思いと何故フレットさんが家を知っているのかと少しパニックになる。
「フレット、今日はエディを連れてきてくれてありがとう。助かった。」
「エディ君が体が弱い事は知っていたでしょう?これからは気を付けてあげて下さいよ、警部。」
親しげに話す2人。
「け、警部?」
「あぁ、言ってなかった?僕はグレン警部の部下なんだ。エディ君の事は散歩で出会う前から知ってたよ。」
「え…!?」
そんなの知らなかった。
「えっと、グレンさんがいつもお世話になってます…?」
「ぷっ、ハハッ」
「え…」
クールなフレットさんに笑われてしまう。
「なにそれ、奥さんみたいなセリフ。」
「あっ…その、ごめんなさい…」
僕がグレンの奥さんだなんて…
ちょっと想像しちゃって熱で熱い顔がより熱くなる。
「大丈夫か?また顔が熱くなった。もう少し寝ていた方がいい。」
「あ、えっと、これは…」
「ちゃんとそばにいるから、今はおやすみ。」
「…はい。」
グレンをこれ以上心配させないように早く治さなきゃ。
「えっと、フレットさん。ありがとうございました。…おやすみなさい。」
僕はグレンの冷たい手をぎゅっと握りしめて眠りについた。
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