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夏の章三 夏ぐれにしおりをはさみました!
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夏の章三 夏ぐれ
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着信の相手を見て、可児が出たがらない理由が分かった。
「……もしもし」
『やぁっと出たなぁ』
ぱぁっと明るい声が耳に入ってきた。
「すみません」
『何や、遊命君か?』
「はい」
『うちのバカ息子は?』
「居ますけど……」
遊命は、露になったままの性器を隠そうと、Τシャツを伸ばした。
『出たないって? まぁ、そうやろなぁ』
「?」
『今どこ?』
「可児の家です」
『分かった。なら、そのまま出掛けんと家に居ってや。遊命君もな』
「俺も?」
『そう。信号変わったから切るで』
「あっ……」
一方的に電話を切られた。
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