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七海美鶴の怒り③にしおりをはさみました!
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七海美鶴の怒り③
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七海の右手は振りかぶって強く握られた。
「…ッ…」
優馬は歯を食いしばり、次の衝撃に備えた。
ガンッ…!!!
暴力的な音が教室に響いたが、優馬の想定していた痛みはなかった。
七海はその拳を優馬に当てることはせず、机に向かって振り下ろしていた。
優馬の胸ぐらを掴む七海の左手は怒りに震えていた。
「お前だって、そのうち捨てられる」
「…!」
「せいぜい気に入ってもらえるように喘いでろよ」
精一杯に怒りを抑えて七海は手を下ろした。
優馬は何も言い返せなかった。
俺だって、そのうち捨てられる。
そんなこと-----おれが一番わかってる。
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