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ep34にしおりをはさみました!
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ep34
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ざわざわとした店内に藤吉君と笹山さんと共に入る。
帰りに笹山さんが寄っていかないかと言ったスタバに三人で来ていた。
「うわぁ...ぼく初めて入ったよ。注文とかどうしよう、全然わかんないや」
「大丈夫!飲みたいのとサイズを言えばなんとかなるし、あとホイップとかチョコソースも追加出来るよ!」
「へぇ〜、す、すごい」
お店の雰囲気と笹山さんに気圧されながら注文しにいく。
笹山さんが呪文みたいなことを言うと店員さんは理解したように笑顔でそのじゅも...注文に頷いた。
「ええと、ぼくは...コーヒーフラペチーノのトールで...」
俺も適当に注文した。
チラッと後ろを見る。
藤吉君はちょっと考えたあと店員さんに「おれも同じので」と言った。
商品を受け取ると空いてる席を見つけて三人でそこに座る。
「美味しそう!写真撮ろっと...」
笹山さんは座るなりスマホを取り出してパシャパシャと撮り始めた。
せっかく来たんだし楽しもうと自分の頼んだ物に口を付ける。
「あ、おいしい...」
これ頼んで正解だったかもしれない。
今の時期にはちょっと寒いけど店内は温かいから平気だ。
「藤吉君、おいしいね」
さっきから無言でストローを咥えてる藤吉くんに話しかける。
「...ん」
ギリギリ返事として聞き取れる声量で藤吉君は答えてくれた。
ちょっとは機嫌直ったかな...。
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