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電話の男 2にしおりをはさみました!
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電話の男 2
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「来ちゃった 。オートロック、開けて?」
「は、はい!」
来るなんて聞いてない!
ていうか、蓮見さんいるのにどうしよう!
別に部屋はそんな汚くしてるわけじゃないからいいんだけど、お茶菓子も何も無い。
とりあえずお湯を沸かし、スリッパを出しておく。
「澄和、俺帰るな」
気を使ってくれた蓮見さんがジャケットを手に取り立ち上がる。
「すいません、急に…」
「いや、全然。今日も飯美味かった。ありがとな」
じゃあ、とリビングの扉に手をかけた時。
「そんな逃げるように帰らなくても」
向こう側から扉が開く。
「こんばんは。
久しぶりだね、澄和」
微笑を浮かべるのは、俺の家族でもあり恩人でもある
「────千景さん!」
「玄関、鍵開いたまんま。不用心だよ?」
「えっほんとですか!気をつけます…」
そして。
困ったように笑う千景さんの目が蓮見さんを捉えた。
「はじめまして」
凛と響く千景さんの声。
うわっ…雰囲気雰囲気…!
なんでこんなピリピリしてるの?!今そんな場面?!
「こちらこそ、どうもはじめまして」
「澄和、こちらの方は?」
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