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奇病にしおりをはさみました!
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奇病
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カラ松兄さん以外の兄さんを起こして、
皆でカラ松兄さんが起きない様に居間に来た。
チョロ松
「……それで?」
ある程度起こす時に皆に事情は説明していた。
静かに皆がボクの方を見る。
ボクはポケットから出した宝石を皆の前に置いた。
おそ松
「・・・どったの??コレ」
おそ松兄さんが机の上の宝石を指差しながら、
首を傾げた。
トド松
「ボクが起きた時に…
カラ松兄さんの腕の所にあったんだけど…」
チョロ松
「……それって、
カラ松兄さんの腕がないのと関係あるの?」
トド松
「多分…
ボクにも良く分からないんだけど…」
ボクの言葉を聞いて、
チョロ松兄さんは視線を下げてしまった。
皆も同じ様に机の上の宝石をじっとみている。
一松
「あのさ…
…カラ松は、ずっとあのまんまなの…?」
十四松
「カラ松に~さんなおらないんですかい???」
トド松
「……わからないけど、
その可能性もあると思う」
そんなボクの返事を聞いて、
二人はまた机の上に視線を戻してしまった。
チョロ松
「やっぱりさ…
こう言うのは、デカパンに聞くのが一番…だよね」
おそ松
「ま、それが妥当なとこじゃねぇの??」
トド松
「カラ松兄さん…大丈夫、かな…」
1度そう思うと、
不安と恐怖が心を埋めていく。
若しかしたら、ずっとこのままかも知れない。
若しかしたら、カラ松兄さんが死ぬかも知れない。
そんな思いに心が埋められて、
ボクはどうしようもなくて、
泣きそうになっていた。
一松
「…トド松、大丈夫…?」
一松兄さんが声を掛けてくれる。
その優しい声に、
僕は箍(タガ)が外れた様に泣いてしまった。
トド松
「…ぅ…ぅぅ…カラ松…兄さっ…大丈夫、かなぁっ…」
1度そうなると、
止まらなくなって。
ボクは声を上げて泣いていた。
そんなボクは皆が心配そうにみていた。
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