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18歳以上ですか?
手紙にしおりをはさみました!
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手紙
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ー翌朝ー
いつも通りに登校した俺の元へ俊輔が心配そうな顔つきで近付いて来た
「なぁなぁ、お前、大丈夫か?」
『何が?』
「怪しい人からこれ渡せって言われたんだけど…」
これ、と言って渡してきたのは手紙が入っているらしい封筒。
何だこれ??
しかも怪しい人って………?????
取り合えず手紙を取り出して読む
秋人へ
俺の事、覚えているかな?
昨日、秋人の家の前で男の人とキスしているのが見えたんだけど………
写真入れといたから見といてね??
俺はもう準備出来たよ???
後は秋人が思い出すだけ
また、楽しいことをしよう?
拓真より
封筒から写真を取り出す
そこに写っていたのは昨日の、仕返しとして俺から鬼嶋にキスした時の写真。
ドクン
ドクン
ドクン
ドクン
『たく…ま??』
その名前を口に出した瞬間、忘れられていた過去が一気に脳を駆け巡る
『ぃゃだ!!!…誰か…助けて!!!!』
『も…イきっ…た…くな…い…』
『おじ…さ』
『もう…ゃめて…』
『ぉねがっ…誰か……たすけ…』
ーーーーーーーーーーー
「…と……あ…き……秋人!!!!」
ハッ
俊輔の声で聞こえなくなっていた回りの声が聞こえ始める
「お前過呼吸になってるぞ!?!?」
『はっ…はっ…はぁ…はっ…』
そう言われて初めて自分が過呼吸になっている事に気が付いた
頭がボーっとして息苦しくなって来て、
薄れていく意識の中、俊輔には読まれないように、手紙を強く握りしめた
いやぁ…あー…うん。…うん。
頑張ろう(°▽°)
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