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襲撃⑤にしおりをはさみました!
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襲撃⑤
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「・・・えっ!?」
聞き慣れない男の低い声が聞こえた途端に、後ろから体を羽交い締めにされてしまい、僕は混乱して変な声が出てしまう。
《いつの間に、この部屋に・・・!?》
「おい、お前は何者だ?それと今すぐに優太から離れろ。」
僕が余りの混乱と恐怖からガタガタと体を震わせると、誠が僕を羽交い締めしている男を刺激しないように、なるべく冷静な様子で男へと尋ねる。
「なんだ?久々に会う俺様よりも、この恋人くんが大切なのか。まあ、マコトの頼みだ・・・仕方ねえな。」
男は誠の言葉を聞くと、ピクッと眉を寄せてから、アッサリと僕から離れる。そして、僕と誠の前に姿を現した。
男は金色の長い髪を、後ろで一纏めにし、雪のように白い肌と鋭く尖った耳、そして黄緑色の瞳をしていた。
ーーーいつだったか想太と一緒に本で見たエルフという種族にソックリだ。
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