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テスト期間の間は朝まで勉強して明日帰ってきてから夜まで寝ることにした。
もちろん体に悪いことはわかってるんだけど。
「一日目になんで数学と日本史かぶらせたのさ…ホントにオールだこれ。」
「数学はほとんどわかってるからいいけど…日本史が大変そう。」
「暗記は最後にしよっか。それじゃ、今から3時まで本気でやってそこから30分休憩ね。はい、用意スタート。」
深い深い夜が始まる。
あぁ 退屈。
深夜2時、一人ベッドで寝転がってたって楽しいことなんて起きない。
何度も寝返りを打っては時計を見る。
あのバカ達はテスト勉強かなんかで二人まとまってるし手も出せない。
「…いや、来させればいっか。」
むくりと起き上がり連絡帳から"玩具"を選択する。
流石に今から遊ぶなんていう酷いことはしないけど。
"明日 夜8時に商店街の裏の公園においで"
俺が退屈してるのにバカ達だけ平和にお勉強なんてフェアじゃない。
俺だって遊んでもらわなきゃ困る。
明日は火曜日。
講義は昼からで益々やることがない。
明日は楽しいことがあるから今日は許しといてあげよっか。
おやすみなさい。
3時過ぎ。
休憩中に携帯を見た羽白が画面を見たまま固まる。
「羽白ー?」
「ん…、やっぱり眠いな。」
「まーね。やっぱりやること終わったら寝る?」
「考えとく。」
画面を伏せて机に置くとどこかぎこちない笑顔を向けられる。
…やっぱり羽白は徹夜に向いてないよなぁ。
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