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助けてと助けてにしおりをはさみました!
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助けてと助けて
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秋side
侑の膝の上で呼吸を調えていた
早唯が倒れた早唯が倒れた早唯が倒れた早唯が倒れた
それが頭から離れない
「秋・・・」
「・・・・・・」
「お前はまず落ち着いてメールを読め、それから迎えに行けばいいだろ」
「・・・うん」
僕は東野君からのメールをすべて読み終わり、何が起こったのか大体分かった
唯美と美早・・・・・・
二人の行動は間違っていると思う・・・
でもそれが二人の早唯に対する愛情表現なんだ・・・
自分も二人のこと言えないけどね・・・
早唯が小さいころ誘拐された時から、僕たちは早唯を守る・・・いや、束縛するようになった
またあの悪夢が訪れないかと、たまに心臓が痛くなる
もしまたあの事が起きたら多分僕は正気を失って壊れるかもしれない
怖い、怖い、怖い、怖い
誰か僕たちの他に早唯を助けてくれる人はいないのか
誰か僕たちの他に早唯を守ってくれる人はいないか
東野君・・・君はなってくれるの?
早唯を守ってくれるの?
僕は君を信じてもいいの?
「侑・・・僕・・・怖いよ」
泣きそうになっている僕を侑は黙って後ろから抱きしめる
暖かい・・・
「侑・・・」
「ん?」
「早唯を迎えに行った方がいいと思う?それとも・・・東野君を信じる?」
「・・・それはお前が決めることだろ?もしお前が東野を信じたくないなら信じないでいい、
でも、迷っているって言うなら少しは信じてみたいんだろ?」
侑はいつも僕の心をお見通しだ
「もしほんとに俺の意見を聞きたいなら・・・」
「聞きたいなら?」
「お前をここから一歩も出したくない」
後ろを振り返るとそこには優しく微笑んでいる侑が・・・
いなかった・・・
「え?あ!ちょっと!」
侑はそのまま僕のシャツ・・・いやこれは僕が着ている侑のシャツの中に手を入れてきながら
僕の首筋にキスをしてきた。
「俺さぁさっきどっかの誰かさんに寸止めさせられて結構苛立ってんだよなぁ~」
「え?どういう意味・・・ですかぁ・・・」
侑は僕の体をソファの上に押し倒し上に乗っかった、
そして悪魔のような微笑みをして、悪魔のような言葉を口にした
「やられたらやり返す、十倍返しで、ってどっかの誰かが言ってた。寸止めプレイヤるか、」
いやいやいやいや、無理だよ
「十回も寸止めなんて無理だよ!」
「・・・分かった、今日の俺は優しいから5倍返しで許す」
それは有難い・・・って!無理に決まってるじゃん!
もう無理だ・・・逆らえない・・・
「分かった・・・でも東野君に電話だけさせて」
「・・・だめ」
は?
侑の眼はいつにも増して意地悪だった・・・
閻魔大王様のスイッチが入った侑を止められる人はこの世にいない・・・
地獄が始まるのであった
誰か助けて・・・
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